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2013.11.01

  • 威風堂々 『バディ創設者 鈴木威』

祖父から受けた教育(1)

私が初めて祖父から教育を受けたのは、保育園の年少の正月でした。近所のタバコ屋に、30円のゴールデンバットを買いに行く仕事が教育の場でした。買って帰ってくると、「お前は、利口だ」と褒めてもらい、お駄賃として必ず「50銭か1円」を貰いました。それを貯金箱に入れて、貯めておきました。タバコ屋のお姉さんにも可愛がられ、嬉しくてたまりませんでした。3か月程すると、風向きが変わりました。いつも、おもちゃで遊びに夢中になっている時や、近所の仲間と遊んでいる最中に限って、煙草を買ってくるように言われました。お使いをしないと、祖父の機嫌が悪くなるので、「意地悪じじい」と心で泣き叫びながら買いに行きました。ある日、「お前は馬鹿だ」と叱られました。4歳の孫が、何一つ間違いなくやっているのに、「何故、馬鹿なんだ」と悔しくてたまらなかった事を、今でも覚えています。毎日、「何故なんだ」と考えても教えてくれません。一週間程して、「好きな時間に遊びたい、仲間と一緒にいたいならどうすればいいか考えろ」と一喝されました。それでも、4歳の子供に気が付くわけがありません。「いくら貯まった」祖父に聞かれても、「・・・・・・」貯まったお金を数えても、どうしていいか正直わかりませんでした。買い置きをしておく発想が、4歳の子供にはわいてきませんでした。考えるだけ考えさせて、最後に、祖父に説き伏せられるように言われました。「お金は、貯めておくことも大事だが、使うべき時に使わないとその価値はない。毎日煙草を買いに行く、買ってくれば必ず、お駄賃をくれるという人の癖を見抜けばいい。貯まったお金で、買い置きすれば、仲間といつでも遊べるし、一人遊びもできる。そして、煙草をすぐに渡せば、お駄賃も貯まる」と言われ、子供心に「そうか」と思いました。「自分自身も、仲間も、祖父も、誰も損する人がいないことが大切だ」という事を教えたかったのだと思います。そして、祖父は「お金は、使い方によっては、時間も買える。使うタイミングによっては、100倍にも、200倍にもなる。」と付け加えました。小泉政権が誕生した時、所信表明演説で、「米百表の精神」を持ち出し、「米を食べてしまえば、二、三日で終わる、売って教育に使えば、千表、一万表にもなる」という話に似ている気がします。東京オリンピックが決まり、アベノミクスの「四本目の矢」が放たれた今、社会が変わるタイミングかも知れません。今の学校や塾の教育では、正解のある問題の解き方しか教えないが、社会では、むしろ答えのない問題に対応する力、新たな問題を見出す方が大切です。「人の癖を見抜くこと、考えて考え抜くこと、自分だけでなく周囲の人が全てが良くなること、時は金なりということ」これが、祖父から教えて貰った最初の教育です。スポーツは、祖父の教えを培うことができると思っております。スポーツは、勝っても悪い勝ち方も良い勝ち方もあります、負ければ、何が悪かったか考えなければなりません。スポーツ教育は、問題の連続なのです。しっかりと考えたプレーができること、それがバディのスポーツ教育だと思います。

 

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