東京ヴェルディ会長就任について (バディサッカークラブ総監督 鈴木 威)
10月29日に東京ヴェルディの会長に就任致しました。
今シーズン、東京では身近にあるJリーグのクラブが成績不振や経営危機にさらされております。もし、このまま名門クラブが消滅し、J1に東京のクラブが無くなるようなことがあれば、東京のサッカー少年の夢は、音をたてて崩れていってしまうのではないかという危機感が私にはありました。
そんな折、ヴェルディの支援を要請されました。「子ども達の夢のために」といった思いから、成績を上げることはできないが、経営再建のお手伝いであればできるのではないかということで支援を決断しました。
思えばバディはサッカーと共に発展してきたといっても過言ではありません。そして、その発展のきっかけを作ってくれたのがヴェルディです。
これまでに、バディサッカークラブが全日本の決勝大会に出場したことが2回あります。
現在イタリアで活躍している森本選手を擁するヴェルディジュニアと全日本の決勝大会を賭け、2度対戦しました。1度目は第23回大会です。雨の駒沢で大敗。その年ヴェルディは全国優勝しました。そして、翌年の第24回大会に2つの出場枠を得ることができた東京は、仲良くバディとヴェルディが出場したのです。2回目の決勝大会出場は一昨年の第32回大会です。この年も、前年にヴェルディが全国優勝したお蔭でまた一緒に出場し、2チーム枠の時にはバディとヴェルディという不思議な巡り会わせとなりました。
こうした第24回・第32回大会の出場をきっかけにバディの知名度は上がり、現在では約1,000人のサッカー少年がバディのサッカークラブに所属しています。多くのサッカー少年が集まるのと平行してグランドを増設し、フットサル事業の拡大が高収益を上げ、幼児園舎の整備計画が順調に進みました。もし、あの全国大会に2枠が無かったら、こんなにバディが発展したかどうか、何か運命的なものを感じます。グランドでは真剣勝負ですが、試合が終われば仲間です。いつかヴェルディには恩返しをしなければと思っておりました。今でもヴェルディの子ども達は東京のサッカーを引っ張ってくれています。その子ども達がヴェルディ解散となれば行き場を失ってしまいます。「“ありがとう”の意味とは、“自分がありがとうと言ってもらえる人になること”だと常々子ども達やコーチスタッフに言っておりますが、バディからは、「バディを発展させてくれてありがとう。」の意味を込め、ヴェルディには是非、「名門復活を果たすことができました。ありがとう。」というクラブになってもらいたいと期待しています。
ヴェルディの経営支援に関しては、フットサル事業の一環として行います。役員就任ではありませんので、幼児園やサッカーを含めたスポーツクラブへの影響は全くありません。ご安心ください。
先日、ある方に「バディとヴェルディが対戦する時はどっちを応援するんですか?」と聞かれましたが、もちろんバディです!
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