12月9日(日)、府中市少年サッカー場にて『第19回 住友信託東京カップ東京都大会』が開催されました。
今大会は、小学5年生の段階として必要な技術を確かめ、6年生に結び付けていくことを目的とし、できるだけ経験をつめるよう、3チームによるリーグ戦を行い、各ブロックの1位が決勝トーナメント(ベスト16)に進出するといった試合方法で行なわれます。
バディサッカークラブ江東はMグループに入り、明和蹴球倶楽部(杉並区)、FCトリプレッタ鶴川Jr(町田市)と対戦することになりました。


【予選Mグループ 第1試合(VS 明和蹴球倶楽部)】
前半、幸先良く先制点を奪い楽になると、立て続けに2点目、3点目を奪い試合の主導権を握ることができました。
ハーフタイムには、「この試合は予選リーグを突破する為の1試合。リーグ戦では、勝ち負けはもちろん、得失点差も意識してプレーしよう。この試合に勝つだけではなく、後半も積極的に追加点を狙い、2試合目を楽にしよう。」と後半戦に向けましたが、決定機を何度となく外し続け、試合終了となりました。

【予選Mグループ 第2試合(VS FCトリプレッタ鶴川Jr)】
前半早々、こちらの左サイドを突破され簡単に失点してしまい、苦しい立ち上がりとなってしまいました。
「前半はルーズボールを全て相手に制されている。ルーズボール(球際)に負けてはいけない。それと、安易なクリアでDFの裏を狙おうとしているが、それでは攻撃の糸口は生まれてこない。裏を狙おうとするアイデアは悪くないが、パスを1本丁寧に繋ぐことから攻撃を始めよう。」そう伝えて後半に臨みましたが、一部の選手からしかやる気を感じない、バラバラな意識の後半戦となってしまいました。
試合は終了2分前になんとか同点に追いつき、決勝トーナメント進出の可能性を残しましたが、それも一部の選手だけが頑張ったからです。試合後、「これで仮に決勝トーナメントに行けたとして、だから何なの?今の試合、2・3人の選手だけが頑張り、その他の選手はただ適当に頑張っているフリをしているだけ。何の気持ちも感じられないよ。もっと1つのパス、1つのドリブル、1つのシュートに気持ち込めて戦えよ!!」とコーチのカミナリが落ちました。(決勝トーナメント進出の可能性がある中で、ここで絶対に意識を上げなければいけない状況でしたが、上手く伝わってくれたようで安心しました。逆にしょげられてしまっては悪循環でしたので・・・)

【決勝トーナメント1回戦(VS 東京ヴェルディ1969Jr)】
予選リーグをなんとか突破し、決勝トーナメント1回戦の相手は前回優勝の東京ヴェルディ 1969 Jrとなりました。
「ヴェルディはみんなも知っている通り非常にレベルの高いチーム。普通に(まともに)戦ったらまず勝てない。ヴェルディと同じサッカーをしようとするのではなく、相手の自由を奪い、相手が嫌がるサッカーで戦おう。攻撃のチャンスは1度か、多くても2度程度だろう。そこで点を取り、この試合に勝つ。」そう伝えて選手を送り出しました。
試合は20分ハーフ(合計40分)のうち、35分以上はヴェルディがボールを保持していたと思います。
苦しくてもしっかりとボールにプレッシャーをかけ続けることで、決定的な場面はほとんど作らせませんでしたが、前半に一瞬の隙をつかれ(なんてもったいない・・・)失点してしまい、そのまま試合終了となりました。攻撃面でも前半に決定機を1度作りましたが、惜しくもゴールの枠を外れてしまいました。

結果は負けてしまいましたが、内容としては狙いに近いものができたのではないかと感じます。
予選とはうって変わり、選手達は目の色変えて戦いました。最後は悔しい気持ちがいっぱいで涙を流す選手もいました。
日頃、「もし、Jのクラブチームと対戦する機会があった時、この子達はいったいどうなるんだろう。怖気づいて諦めるのか。それとも本気で負けたくないと戦う姿勢が持てるのか。彼等が試される重要な時だな。」と考えています。
今回、ヴェルディと対戦できたことは大会の戦績以上に意味のあるものでした。

来年、また2ブロック予選を勝ち上がり、府中に戻ってこれるかは今後の努力次第です。この悔しさを忘れずに、気持ちを新たに頑張っていきましょう!!
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第19回 住友信託東京カップ東京都大会 ベスト16で惜しくも敗退しました
No 対戦相手 スコア 備考
@ 明和蹴球倶楽部 3−0 勝ち 予選リーグ(15分ハーフ
A FCトリプレッタ鶴川Jr 1−1 分け
B 東京ヴェルディ1969Jr 0−1 負け 決勝トーナメント(最終結果 ベスト16